小学校の入学準備をそろそろ始めたいけど、入学セットの選び方がわからないと悩む人が多く、中でも準備で大変なのがレッスンバッグや巾着などの袋物。
生地の種類やデザインの違いによって、耐久性や軽さなどの特徴が異なります。用意する種類が多い上、サイズやデザインが学校指定の場合もあります。
ここでは、失敗しないための新一年生に合った入学グッズ袋物の選び方、7つのポイントをご紹介!せっかくなら長持ちする袋物を用意したいですよね。ポイントをおさえて上手に準備をしましょう。
「これから準備をがんばる!でも、選び方がわからない」と悩む方はぜひ参考にしてください。
入学準備に揃える主な袋物の種類
- レッスンバッグ
- 体操服袋
- 上履き袋
- コップ袋
- 給食袋
- お道具袋
- タブレットケース
※学校によって必要なもの・いらないものが異なります。
1.レッスンバッグ(手提げバッグ) | 校内で図書本を運んだり、登下校時に製作物などの荷物を入れる |
2.体操服袋(着替え袋) | 体操着や赤白帽子、着替えを入れる |
3.上履き袋(上靴入れ) | 上履きや靴を入れる |
4.コップ袋 | コップや歯ブラシを入れる |
5.給食袋 | ランチョンマットや箸・スプーンセットを入れる |
6.お道具袋 | クレヨンやハサミなどの文房具や道具類を入れる |
7.タブレットケース(パソコン袋) | タブレット端末を入れる、持ち運びできる |
学校に置いておくもの、家と学校を行き来して持ち運ぶもの。このように収納する袋には、さまざまあります。使用する目的により、サイズや丈夫さも重要になってきます。
入学セットの必需品!袋物選びの7つのポイント
入学前に知っておきたい袋物選び、7つのポイントをご紹介♪
ポイント1.【生地の種類】よく使われるおすすめの素材
実は、この5種類以外にもハーフリネンやツイル、デニム、カツラギなどのおすすめ生地もあります。ここでは、一般的によく使われ、特におすすめの生地として5種類に絞りました。
- 丈夫で洗濯に強い
- 通気性がいい
- シワになりにくい
吸水性・通気性がいいオックスは、シワになりにくいのでお手入れが楽!
色・柄・デザインの種類が豊富で選びやすく、幅広いアイテムに使えます。人気のオックス生地で作られた袋物がショップには多く並んでいます。
- 薄手でやわらかい生地
- 色柄が豊富
- 通気性がいい
やわらかい素材のシーチングは、手軽に扱える生地。入学グッズでは裏地や巾着などの布小物によく使われます。
しかし、シワや毛玉ができやすく、シワ伸ばしにアイロンがけが必要となります。洗濯を頻繁にしないものや、裏地など目立たないものに取り入れたい生地。お手入れが必要になるので注意。
- 吸水性がいい
- しなやかなで心地良い肌触り
- 耐久性・ハリがある
やさしい風合いで薄手のブロードは、織りが密で強度があり、薄手なのに耐久性があります。すべりがなめらかで光沢感あり。
熱にも強いため生地がへたりにくくアイロンも安心。毎日の洗濯にも耐えられる目の詰まった生地。
ギャザーがよりやすく、入学グッズでは巾着などの布小物によく使われます。
- 軽くて丈夫
- 型崩れしにくい
- シワに強く、アイロン不要
表地+中綿+裏地の三層からなるキルティングは、クッション性があり、丈夫。外からの衝撃も守ってくれます。
重い荷物を入れても型崩れしにくいので入学グッズでは人気の生地です。
- ハリがあり、丈夫な生地
- 使い慣れるほどになじんでくる、やわらかさ
- 織り目が密なので硬い
くり返し使ってもへたりにくい帆布は、使い込むほどに味がでるため、長く愛用できる生地。太い番手の糸で織られたとても丈夫で型崩れしにくいのが特徴。
強度・耐久性・通気性に優れているので入学グッズでは人気の生地です。レッスンバッグでは11号帆布が一般的。
ポイント2.【デザイン】こだわるvsシンプル
- 切り替えの有無
- マチの有無
- 裏地(内布)の有無
見た目、機能面につながる袋物のデザイン。どんなデザインがいいか、好みもあります。選ぶには、どんなデザインがあるのか把握しておきましょう。
切り替えの有無
レッスンバッグやコップ袋など、全面同じ生地のシンプルなデザインは市販で多く売られています。
底の部分または、袋口を別布で切り替えている商品も充実し、値段は切り替えのある袋物の方が高い傾向にあります。
こだわりの優先 | デザイン |
---|---|
おしゃれで他の人と被りにくいもの | 切り替えのあるデザイン |
費用をおさえたい | シンプルなつくりの切り替えのないデザイン |
別布一枚違うだけで袋物全体の印象も変わります。ちょっとこだわりのある商品が欲しいという場合は、切り替えのある袋物がおすすめ!メリハリのあるデザインになります。
見た目より、費用をおさえたい場合は、切り替えなしの袋物がおすすめ!切り替えのないものを選ぶと安く済ますことができ、シンプルなデザインになります。
マチの有無
一般的に底の部分に厚み(マチ)があると厚みのある本やコップなどが収納しやすくなります。
袋物の厚みのある部分を「マチ」と言います。
マチがあると袋物自体、かさばるというデメリットもあります。
こだわりの優先 | デザイン |
---|---|
厚みのあるものを収納しやすくしたい | マチのあるデザイン |
軽い・たたみやすいもの | マチのないデザイン |
厚みのあるもの、多くの荷物を入れたい場合は、袋物自体が立体的なマチ付がおすすめ!
マチがあると厚みが出るのでランドセルに入れると、かさばります。たたみやすく、すっきりとした袋物にしたい場合は、マチなしがおすすめ!
マチのない袋物でも厚みのあるものは収納できますが、サイズのチェックを忘れずに!
裏地(内布)の有無
こだわりの優先 | デザイン |
---|---|
丈夫なつくり、裏地の柄もこだわりたい | 裏地(内布)のあるデザイン |
軽い・費用をおさえたい | 裏地(内布)のないデザイン |
布を表地+裏地で二重にすることで耐久性が増します。重いものを入れる、子供が雑に扱うから丈夫にしたい、などしっかりした丈夫な袋物にしたい場合は、裏地付がおすすめ!
ちょっとしたものを入れるので軽くてもいい、たくさん洗濯をする袋物の場合、裏地なしで表地のみの一枚立てがおすすめ!裏地ありより、一枚立ての方が洗濯の乾きが早くなります。
キルティング生地での一枚立ての場合、キルティング自体が三層構造の生地のため、多少洗濯の乾きが遅くなります。
キルティング生地+裏地ありの袋物は、厚みがあるので洗濯の乾きに時間がかかるので注意しましょう!
裏地があると丈夫になり、見た目も華やかになりますが、費用・軽さを優先にしたい場合は裏地なしの袋物も◎
用途を考えて、判断することをおすすめします。
ポイント3.【サイズ】大きさで使いやすさが変わる
入学準備品のサイズの目安を入学説明会で説明してくれますが、間違いやすい点をご紹介します。
上履き入れ | Dカン+テープ通すタイプ・巾着タイプで上履きが収納できるスペースの大きさが違うので子供の上履きサイズを確認。サイズアップしていく上履きを想定して少し大きめを選びましょう。 |
コップ袋 | 立体的なコップの大きさだけでなく、一緒に入れる歯ブラシの長さも忘れずに! |
体操服入れ | 体操服のサイズによって厚みが違います。また、夏物・冬物でも収納する厚さが変わります。冬物の着替えも収納することも忘れずに! |
レッスンバッグ | 床につかない高さのバッグを。バッグと持ち手を合わせた高さの総合寸法をチェック! |
タブレットケース | 学校によって使用する端末の種類が違います。タブレットやiPad端末によってもサイズが違うので収納できるケースを選びましょう。使用する端末を通う小学校に確認してから用意しましょう。 |
机の横のフックにレッスンバッグをかけるとき、床につかないサイズが望ましいです。
持ち手をフックにかけると床についてしまう可能性もあるので小学校によってサイズの指定をしてくることもあります。
入学説明会でサイズ指定されているものを準備するためにも購入前に確認することが大事になります。
特に各自で用意するものは、サイズをよく確認しておくと買い直しを防げます。
ポイント4.【丈夫さ・耐久性】長持ちするつくり
丈夫なつくりとは、どのようなものでしょうか。
- 丈夫な生地
- 丈夫な構造
- 丈夫な縫い目
これまでご紹介してきた選び方のポイントの「生地の種類」、「デザイン」につながりますが、丈夫なつくりになっているのか、チェックしてから選びたいですよね。すぐに破れてしまうような袋物は避けたいです。
作られている生地 | 丈夫さ・耐久性 |
---|---|
キルティング生地 | 軽くて丈夫、型崩れしにくい |
帆布生地 | 強度・耐久性・通気性に優れ、ハリがある |
デニム生地 | 丈夫で型崩れしにくい。厚みや硬さ、やわらかさが違う |
ナイロン生地 | クタッとした仕上がりでも化学繊維の中で一番の強度がある |
オックスなどの普通地 | オックスやツイル生地でも丈夫で洗濯に強い。使用目的によって芯地がついているか、もチェックポイント |
しっかりした構造 | 丈夫さ・耐久性 |
---|---|
切り替えか、重ね縫いか | 生地の重ね縫いのつくりの方が二重になっているので丈夫、耐久性がある |
裏地ありか、なしか | 裏地付の方が二重になっているので丈夫、耐久性がある(キルティング生地であれば生地自体、三重構造なので裏地がなくても丈夫) |
ひもやテープが太いか、細いか | 巾着のひも、レッスンバッグの持ち手など、細すぎると耐えられなくなることも。使用目的に合う適度な太さも必要 |
背負うナップサックの肩ひもが細すぎると肩に食い込んで痛くなるなど、丈夫なつくりかどうかのポイントは生地だけではありません。
太いひも、密のある付属品、ボタンの大きさなど、丈夫でしっかりしたものだからこそ、使いやすさにもつながります。
しっかりした縫い目 | 丈夫さ・耐久性 |
---|---|
補強されているか | 縫い目が雑かどうかで耐久性が変わります |
破れ、補強縫いされているか、糸がほつれていないか、手にとって確認できる場合は、内側などもチェックしましょう!
ポイント5.【見た目・子供の好み】子供の成長に合わせる
近年、小学校入学準備で用意をする袋物は、小学生高学年でも長く使えるデザインやイラストを選ぶ傾向があります。
しかし、一番は入学を控えたお子さんがどんなバッグがいいのかが大事ですね。楽しく小学校生活を送ってくれるのが一番うれしいです。
低学年に人気のキャラクター
低学年の男の子、女の子それぞれに人気のキャラクターをピックアップ。
【男の子に人気】
- ポケモン
- ドラえもん
- ドラゴンボール
- 仮面ライダー
- トーマス
- トミカ
- トイストーリー
【女の子に人気】
- すみっコぐらし
- ミッフィー
- プリンセス
- アナと雪の女王
- ハローキティ
- サンリオ
- スヌーピー
キャラクター柄は高学年は嫌がる
低学年のうちは、キャラクターのバッグを喜びますが、高学年になるにつれて嫌がる傾向にあります。
入学準備のときは、年長組から小学一年生のころ。好きなキャラクターのバッグを気に入ってくれます。パパ、ママとしても好きな物を持たせてあげたい、と用意しますよね。
しかし、高学年になると「恥ずかしい」と気にする子供が増えてきます。
低学年の好み | 高学年の好み | |
---|---|---|
女の子 | ・キラキラ ・かわいい ・好きなキャラクター | ・おしゃれ ・シンプル ・かわいい |
男の子 | ・かっこいい ・好きなキャラクター | ・シンプル ・無地 |
個人差はありますが、高学年になるとシンプルな見た目を好む傾向にあります。
入学グッズを販売していますと、数年前に比べ、ここ最近の傾向として低学年の子供が持つ入学グッズもおしゃれでシンプルなデザインが好まれてきています。
- 入園グッズ:キャラクター柄、好きなイラストの袋物
- 入学グッズ:好きなイラスト、ボーダー・ドット・星柄・無地などのシンプルな袋物
▼今は、さまざまなイラストの生地があります。
- 昆虫柄
- 恐竜柄
- 宇宙柄
- リボン柄
- ユニコーン柄
- 動物柄
- 海のいきもの柄
- 電車柄
など、お好みのイラストを探すのも楽しいですよね。無地やボーダーなどのシンプルな柄はイヤだという小学生にはおすすめ。
高学年になったら、子供の好みに合わせて買い替えるかもしれない、ということを頭の隅に入れておき、新一年生のお子さんが気に入ったものを用意してあげてください!
ポイント6.【買うか、作るか】ママの負担にならない方法で
袋物を準備する方法は、どうしようか悩む人も少なくありません。
小学校入学準備でさまざまなものを揃える中、この袋物をいかにスピーディーに用意できるか、いかに予算通りに準備できるかで変わってきます。
袋物は何種類もあり、ここで安く済ませられれば入学グッズの費用も抑えられます。こだわりを持って少々高くても気に入ったものを、と出費がかさむと入学準備にかかる費用が多くなってしまいます。
とことん安く済ませられますし、とことん出費も多くなり、価格はピンキリです。
既製品を買うか、自分で手作りするか、このほかに手作り品を購入や手作り品をフルオーダーするという方法もあります。どの方法もメリット・デメリットがあります。
準備する方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
既製品 | すぐに手に入る | ほかの人と被ることがある |
手作り品 | 作りたいオリジナル品を用意できる | 作る手間がかかる |
手作り品の購入 | オリジナル品を作る手間なく用意できる | 費用がかかる |
オーダー品 | 作りたい形・オリジナル品を作る手間なく用意できる | 費用と納期がかかる |
- 【既製品】:作る時間もなく、すぐに手に入れたい。値段もできるだけ安く。
- 【手作り品】:作る手間はかかっても手作りしてあげたい。
- 【手作り品の購入】:既製品は避けたいが、作る暇がない。
- 【オーダー品】:学校の指定が細かく、既製品ではダメ。不器用で自分では作れない。値段がかかってもフルオーダーで作ってもらいたい。
地域によって手作り推奨の小学校もあります。または、「手作りはダサイので既製品がいい」というところもあるようです。
入学説明会で通っている小学生がどんな袋物を使っているのか、チェックしてみても!教室の中、机の横のフック、廊下にあるものを参考にしてもいいですね。
> 先輩ママも悩んだ入学準備よくある【5つ】の疑問を解決します【手作り?市販?】
ポイント7.【コストパフォーマンス】準備する手間を省く
▼準備するママのコスト(費用)
- 入学セットを用意する労力
- 選んだり調べたりする時間
- どんなものがいいか精神的負担
▼準備するママのパフォーマンス(効果)
- 「まぁまぁな価格で良質な袋物」で得られる満足感
- スムーズに選べるのは時短になる
- 好みのデザインが見つかる
入学セットを選ぶ、おすすめはセット売り。価格も単品より割引になっていることが多く、セットだと送料無料になることもあります。
お得に一気にまとめてそろえることができるのがおすすめのポイント。
- 選ぶ時間がない
- お金の負担を減らす
- 今使っているものがまだ使える
このような理由から保育園時代・幼稚園時代のものを小学校入学後も引き続き使う人もいます。
手作り、買うにしても揃えるにはママの負担もかかります。
- プールバッグ
- リュック
- ランチョンマット
- ハンカチ
- 移動ポケット
このように、すべて新しいものを購入する必要もありません。引き続き、使うのも準備の手間を少なくすることができますね。
心機一転、新しいものを揃えて用意するのもいいですが、もし使えるものがあれば年長さんのときに使用していた袋物・グッズを入学後も使うと準備する手間が省けます。
年長さんのころと小学校入学後ではサイズアップする可能性もあります。入学後、しばらくしてから買い替えるかもしれないと頭に入れておくといいですね。
まとめ
失敗しないために子供に合った入学セットを選ぶときのチェックすべきポイントを解説しました。
デザインや生地の種類によって耐久性や丈夫さ、値段も変わるので子供の好みと予算に合うグッズを選ぶことがポイントです。
- 作る暇がない
- 手作りする自信がない
- 選び方がわからなくて迷う
こんな方は無理せず、市販品を買うことも検討しましょう。
せっかくなら長持ちできる、6年間使える袋物がベストですが、買い直すことも少なくありません。
- 袋の劣化
- 子供の好みの変化
- サイズアウト
高学年になると、好みも変わってきます。
見た目やデザインが子供っぽいものだと、小学校高学年になると恥ずかしがる子も。特に女の子は見た目やデザイン、おしゃれ感を気にします。
デニムの袋物は、シンプルでかっこよく、丈夫で高学年にもおすすめ!
低学年(1~3年生)、高学年(4~6年生)で分けて使う、と思うと準備に気が楽になりますよ。
新しい環境に飛び込む新一年生が持っていて気分が上がるもの、落ち着くもの、気に入ったものを用意してあげましょう!