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高校入試のマイボイス面接とは?埼玉県だけの新制度と全国比較まとめ

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マイボイスで入試制度はどう変わる?

今回は、小学校入学準備とは少し離れた“未来の入試”のお話をしたいと思います。

令和9年度より、埼玉県では全国で初めて「マイボイス(My Voice)制度」が導入されます。

そして私は埼玉県在住で、わが家の長男が令和9年度(2027年3月)に高校受験を迎える公立高校の受検生です。

みなさんは、この「マイボイス制度」をご存じでしょうか。

わが家の長男は、この制度が始まる“第1期生”として受験に臨む最初の学年です。 そのため、親としてリアルタイムで制度を体験する立場から、これからブログで準備したこと・感じたこと・気づいたことをリアルな体験談としてブログで発信していきたいと思っています。

そして、このマイボイス制度は、これから小学校に入るお子さんが中学・高校へ進むころには、 全国に広がっている可能性もあります。

だからこそ、今のうちから“自分の気持ちを自分の言葉で伝える力”を育てておくことは、 未来の入試に向けた大きな準備になると感じています。

言葉の使い分けについての補足

公立高校入試は「学力検査」であるため、公立を受ける子どもたちは 「受検生(じゅけんせい)」 と表記するのが一般的です。 一方で、私立高校の入試は「学力試験」という扱いになるため、こちらは従来どおり 「受験生」 と書きます。

学校の進路指導でも、公立=受検、私立=受験と使い分けることが多く、教育現場では広く定着している表現です。 このブログでは、公立高校の入試についてお伝えするため、表記は 「受検生」 に統一させていただきます。

【My Voice】埼玉県だけがスタートした「マイボイス」制度とは?

自己表現の時間がマイボイス制度

埼玉県が令和9年度から全国で初めて導入する「マイボイス(My Voice)制度」は、受検生全員が必ず取り組む“自己表現の時間”です。 2026年現在、この制度を導入しているのは全国で埼玉県だけです。

マイボイス制度の大きな特徴は次の3つです。(2026年現在)

  • 埼玉県のみが導入している制度(全国で唯一)
  • 県立高校入試の受検生“全員”が必須で実施
  • 1分30秒〜2分以内で、自分の経験や強みを自己PRする

この自己PRでは、中学校でどんなことに力を入れてきたのか、自分のどんな部分が強みだと思うのか、そして高校でどんなことに挑戦したいのか、といった内容を自分の言葉でまとめて話すことが求められます。

暗記した文章を読むのではなく、これまでの歩みと、これからの目標を“自分の言葉で語る”ことが大切なポイントです。

>参考:埼玉県教育委員会

受検生が自ら作る「自己評価資料」

自己評価資料を作成

日々の積み重ねが“材料”になる時代へと進んでいます。

令和9年度からは、マイボイス制度とあわせて 「自己評価資料」 の作成もスタートします。これは受検生が自分で作る資料で、面接の補助として使われます。

自己評価資料には、

  • 資格
  • 入選歴
  • 委員会・部活動での役割(例:部長)
  • 校外で取り組んできたこと

などを自分で書き込みます。さらに、日頃の「気づき」や「変化」をメモしたノートも活用できます。

これまでの自分を振り返り、「どんな経験をして、何を感じ、どう成長したのか」。そして 「これからどうなりたいのか」 を整理しながら書いていくイメージです。

ここで大切なのは、“成功体験だけを書くものではない”という点です。

部活動の大会実績や検定級がなくても、 日々の学習や行事、委員会活動などでの努力を振り返り、「その経験から何を得たのか」を整理しておくことがとても重要です。

つらかった経験や挫折から学んだことも、自分を語るうえで大切な材料になります。むしろ、そこからどう立ち直ったのか、何を考えたのかは、その子らしさが最も表れやすい部分でもあります。

小学校のうちからできる“ゆるやかな準備”

親子の会話

マイボイスは高校入試の話ですが、実は小学生のうちからできることがあります。

それは、「興味のあることに挑戦し、日々の小さな成果をメモしておく」という習慣です。

  • 習い事に挑戦する
  • 好きなことを深める
  • 小さな成功や変化をノートに残す

こうした積み重ねは、中学・高校で作成する自己評価資料や、将来の自己PRにもそのまま活かせます。

  • どうしてそう思ったの?
  • どんな工夫をしたの?
  • 次はどうしたい?
  • うれしいと思ったことは何?
  • 好きなことは何?

こんな親子の会話が、将来の自己表現力の土台になります。

特別な実績は必要ありません。日々の小さな積み重ねこそが、子どもの“自分の言葉”を育てていきます。

もし、マイボイス制度が全国に広がらなかったとしても「自分のことを自分の言葉で伝える力」は、受験や就職でも社会に出てからも必ず求められる力です。

制度がどう変わっても、この力は一生ものの財産になります。

埼玉県の入試改革は独自の動きがある

入試改革は少しずつ見直しが行われる

埼玉県の入試改革には、全国の流れに合わせた部分と、全国に先がけて進めている部分の両方があります。この“二つの方向性”が同時に進んでいる点が、埼玉県の大きな特徴です。

【マークシート方式】:全国標準に“追いついた”動き

東京都・神奈川県・千葉県など、すでに多くの都道府県で導入済み。 埼玉県は今回の導入によって、全国標準の形式に追いついた形になります。

大学入試共通テストもマークシート方式であるため、高校入試も同じ形式に寄せる動きが強まっていると考えられます。

【マイボイス制度】:全国で唯一の“先行した”動き

  • 全受検生が必須
  • 自己表現の時間を制度として明確化
  • プロセス評価を重視

ここまで踏み込んだ制度を導入しているのは、2026年現在、埼玉県だけです。

そして私は、この“先行した面接制度”を初めて経験する第1期生の親として、実際の準備や気づきを、これからもブログでお伝えしていきます。

全国の高校入試における面接の現状

2026年現在、「全受検生に必須で、自己表現の時間を制度化」しているのは埼玉県だけです。

他県にも面接や自己表現に近い取り組みはありますが、多くは学校判断・一部の受検生のみ・任意の活動といった段階です。

この違いを理解するために、まずは埼玉県以外の実施状況を整理してみます。

埼玉県以外の面接の実施状況

全国的に「自己PR」や「自己表現」を重視する流れは広がっていますが、埼玉県のように“全受検生必須”として制度化している例はありません。

多くの都道府県では、

  • 学校ごとの判断
  • 推薦入試のみ
  • 一部の高校のみ
  • 任意提出の資料

といった形で、制度としてのレベルは埼玉県とは大きく異なります。

以下は、代表的な都道府県の例です。【2026年現在】


【神奈川県】> 参考:神奈川県教育委員会

  • 「面接シート」を提出し、志望理由・自己PRを記入
  • 全県統一の必須制度ではない

【東京都】>参考:東京都教育委員会

  • 推薦入試で「自己PRカード」を提出
  • 一般入試では全員必須ではない

【千葉県】>参考:千葉県教育委員会

  • 志望理由書を提出
  • 一部高校で「自己表現」課題あり
  • 県全体の制度ではない

【広島県】>参考:広島県教育委員会


このように、方向性は似ていても “全員必須の自己表現制度”を導入しているのは埼玉県だけです。

47都道府県の「面接の実施」一覧

2026年時点で公開されている、各都道府県教育委員会の情報をもとにまとめた一覧です。

「全員必須」「推薦のみ」「学校裁量」「自己PRカードあり」など、現在の面接実施状況をわかりやすく分類しています。

以下に、47都道府県の面接実施状況を一覧表でまとめています。

都道府県面接の実施状況(2026年時点)
北海道一部高校で実施(学校裁量)
青森県推薦入試中心で面接あり
岩手県推薦入試で面接あり
宮城県推薦入試で面接あり
秋田県推薦入試で面接あり
山形県推薦入試で面接あり
福島県推薦入試で面接あり
茨城県一部高校で面接あり
栃木県推薦入試で面接あり
群馬県推薦入試で面接あり
埼玉県全受検生必須(マイボイス×面接)※全国唯一
千葉県志望理由書+一部高校で自己表現
東京都推薦入試で自己PRカード+面接
神奈川県面接シート提出+面接(全員ではない)
新潟県推薦入試で面接あり
富山県推薦入試で面接あり
石川県推薦入試で面接あり
福井県推薦入試で面接あり
山梨県推薦入試で面接あり
長野県推薦入試で面接あり
岐阜県推薦入試で面接あり
静岡県推薦入試で面接あり
愛知県推薦入試で面接あり
三重県推薦入試で面接あり
滋賀県推薦入試で面接あり
京都府推薦入試で面接あり
大阪府推薦入試で面接あり
兵庫県推薦入試で面接あり
奈良県推薦入試で面接あり
和歌山県推薦入試で面接あり
鳥取県推薦入試で面接あり
島根県推薦入試で面接あり
岡山県推薦入試で面接あり
広島県県として「自己表現」導入(ただし全員必須ではない)
山口県推薦入試で面接あり
徳島県推薦入試で面接あり
香川県推薦入試で面接あり
愛媛県推薦入試で面接あり
高知県推薦入試で面接あり
福岡県推薦入試+一部で自己アピール型面接
佐賀県推薦入試で面接あり
長崎県推薦入試で面接あり
熊本県推薦入試で面接あり
大分県推薦入試で面接あり
宮崎県推薦入試で面接あり
鹿児島県推薦入試で面接あり
沖縄県推薦入試で面接あり

※各都道府県の入試制度は、毎年少しずつ見直しが行われることがあります。最新の情報は、必ず各教育委員会の公式発表をご確認ください。【2026年現在】

【まとめ】未来につながる力を育てる

今回ご紹介したマイボイス制度は、埼玉県が全国に先駆けて始める新しい自己表現の仕組みです。

制度の有無に関わらず、“自分の言葉で自分を語る力”は、これからの時代を生きる子どもたちにとって大きな財産になります。

小さな挑戦や日々の気づきを積み重ねていくことが、未来の自己PRにつながっていきます。

ポイント
  • マイボイス制度を制度化しているのは、現時点では埼玉県のみ
  • 令和9年度から、受検生全員が自己表現を行う新しい面接がスタート(My Voice)
  • 自己評価資料の導入で、日々の取り組みや経験が“材料”になる
  • 小学生のうちからの小さな挑戦やメモ習慣が、未来の自己PRにつながる
  • 制度が全国に広がらなくても、“自分を言葉で伝える力”は一生役立つ

これからも、長男の受験を通して気づいたことや、小学生のうちからできる“未来の準備”について、少しずつお伝えしていきます。

この記事を書いたのは私です
入学グッズ専門店オーナー
ベビプラ

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