子供の入学準備でも必須グッズとしてあげられる、上履き入れ。用意する袋の裏地をつけるかどうかを決めるのも悩みの一つ。
ただ、実はどちらでもOKなんです。それぞれ使う用途や頻度で変わってくるので、わが子に当てはまるのはどっちかを判断してください。裏地が必要かどうか、選ぶポイントをご紹介します。
上履き入れの裏地のメリット・デメリットを理解して自分のお気に入りを見つけてください。
【使い勝手】裏地あり?なし?
上履き入れを使うにあたり裏地ありか、なしか、比較します。使いやすさを重視する場合は、デメリットも把握した上で判断してください。
裏地ありのメリット・デメリット
裏表に布があることで丈夫になりますが、布の厚みによってかさばり、洗濯時に乾きにくくなることもあります。
内側の布を汚れが目立ちにくいナイロンや薄手の布にすることで耐久性のある上履き入れとなります。
上履きを入れる袋は、汚れやすいので白っぽい裏地より汚れが目立ちにくい濃い暗い色のものがおすすめです。
裏地なしのメリット・デメリット
裏地がないことで布一枚の袋のため、洗濯時に乾きやすくなります。
軽量でたたみやすい上履き入れとなりますが、耐久性は低くなるので重みのあるものを入れる場合は、注意が必要です。
【手作り】裏地あり?なし?
上履き入れを手作りする場合、裏地ありか、なしか、比較します。こだわりや簡単さを重視する場合は、デメリットも把握した上で判断してください。
裏地ありのメリット・デメリット
お気に入りの上履き入れを作りたい場合、好きな布で裏表を組合せることで世界でひとつの袋ができます。
布の厚みによってかさばり、洗濯時に乾きにくくなることもあるので布の種類に注意しましょう。
>>入園入学グッズにおすすめの生地選び【種類と特徴】を詳しく見る
裏地ありにするとデザイン次第でリバーシブルタイプを楽しめることもでき、見栄えもよくなります。
裏地なしのメリット・デメリット
裏地がないことで布一枚の袋のため、裏地ありに比べお金がかかりません。裏表の組み合わせがない分、シンプルな上履き入れとなります。
裏地なしで簡単に作れる上履き入れとなりますが、耐久性は低くなるので重みのあるものを入れる場合は、ほつれのないよう補強をしっかりして手作りしましょう。
裏地なしでもキルティング生地で作った袋は、耐久性が高めです。
気に入った生地がないときは、裏地代わりに柄物やカラーの接着芯をはると、裏地なしで丈夫な袋ができます。生地に厚みや張りを出すことで、美しいシルエットを出して維持することができます。
>>柄物・カラー接着芯を見る【楽天市場】使用時や洗濯時の型崩れを防ぐので裏地代わりに芯をはるのもおすすめです。
【切り替えのある上履き入れ】裏地あり・おすすめ
裏地ありの場合、切り替え部分に影響なく、見栄えがいいので裏地ありがおすすめです。
裏地なしの場合、内側に切り替えの端処理があたるため、ほつれやすく、見栄えも影響がでます。
【切り替えあり・裏地なし】の場合は、端処理がしっかりしたものを選ぶのがポイントとなります。ほつれやすいと長持ちしにくくなります。
手作りする場合は、手間のかかりにくい裏地ありがおすすめですが、ほつれないような端処理をするくらいの手間ならOK!という場合は、裏地なしだとスッキリします。
切り替えデザインは、人気
切り替えのあるデザインは、デザイン性が高く、人気です。切り替えあり、なしのメリット・デメリットもチェックしましょう。
切り替えありの上履き入れだからと言って、極端に高値の袋はないと思いますのでデザインを楽しみたい場合は、切り替えのある上履き入れがおすすめです。
手作りする場合は、切り替えなしに比べ、切り替えることで布が増えお金も作る手間もかかります。
切り替えのあるデザインは、ほかの人と被りにくくなります。自分だけのデザインだと学校でもパッと自分のものだとわかりやすくなりますね。
組合せにおすすめな布
切り替えて組合せるときのおすすめの布は、薄手、中厚生地で厚手すぎないようにしましょう。特にキルティング生地同士の切り替えは厚すぎて洗濯時、乾きにくくなります。
耐久性を上げるために、切り替えの下側の布は中厚タイプの布を扱うことが多いです。また、無地の布を組み合わせることも定番です。
たたみやすさを重視して薄手同士の組合せにしたり、無地と無地の切り替え、柄と柄の組合せなどを考えることが楽しい工程です。
裏地があるか、ないか、をチェックするだけでなく、裏地ありの場合は厚みも選ぶポイントになります。たたみやすい、乾きやすいなど、使い勝手にも影響するのでチェックポイントですね!
【キルティング生地の上履き入れ】裏地なし・おすすめ
キルティング生地の上履き入れの場合は、裏地なしがおすすめです。キルティング生地は型崩れしにくいので裏地なしの袋がほとんどとなります。
キルティング生地は表・裏の2枚の生地で作られているので、接着芯を貼ったり裏地をつける必要がありません。
キルト一枚で耐久性はあるので裏地は必要ないです。それでも裏地が必要であれば、薄手のシーチング生地やブロード生地を裏地にしましょう。
オックスなどの厚手の生地を裏地にすると袋自体重くなるのは、もちろん。洗濯しても乾きにくく、かさばります。裏地をつける場合は、薄手の布にしましょう。
キルティング仕様は、おすすめしない
上履き入れは、上履きを入れるので耐久性のあるしっかりとした厚みのある袋が好まれます。そのため、キルティング上履き入れも多く売られています。
上履きは、ある程度重さがあるのでクッション性のあるキルティング仕様がいいのか、疑問に思ったことが一度はありませんか。
結論、小学生にはキルティング生地の上履き入れはおすすめしません。
子供用の上履きはサイズも小さいので重さがあるといっても、それほど重い訳でもありません。キルティング仕様でない普通布の裏地なし・ありでも耐久性は足りています。
一般的な上履きの重さ
小学生の上履きの重さは、一般的に約200グラムから450グラム程度です。
中学生のシューズや運動靴となれば、重さもあるので耐久性が求められますが、未就学児から小学生高学年くらいまでの上履きとなれば、軽量な方です。
実際に上履きの重さを測ってみた
上履き20cm、24.5cm、27cmの3サイズの重さを測りました。
【一般的なサイズ(目安)】
- 低学年の上履きのサイズ:約20cm前後
- 高学年の上履きのサイズ:約24cm前後
息子が小学6年生のとき、27cmの上履きを履いていました。一般的な平均より大きめサイズでしたが、参考までに重さを確認しました。
上履きのサイズ | 重さ |
---|---|
20cm | 約270グラム |
24.5cm | 約410グラム |
27cm | 約475グラム |
27cmの上履き(約475グラム)は、さすがに重みを感じたので裏地ありの上履き入れがいいと感じました。
高学年用となれば少し重くなる傾向があるものの、低学年用の上履きは軽めに作られていることが多く、耐久性を求められるほどの重量ではありません。
小学新一年生のために準備する上履き入れを考える場合、キルティング仕様だとランドセルの中に入れても、かさばります。
キルティング仕様おすすめの理由は一つ
唯一、おすすめの理由は、「上履きの出し入れがしやすい」こと。
特に未就学児から小学校低学年におすすめとなります。ふっくら中綿入りキルティングバッグのため、袋口がしっかりとしているので出し入れがしやすいのです。
出し入れのしやすさを重視して用意したいのであれば、キルティング仕様の上履き入れもアリ。
低学年はキルティング仕様、高学年はナイロン仕様と袋を切り替えてもいいですね。
くしゃっとしたナイロン仕様や裏地なしの上履き入れだと、上履きを入れるのが難しいという子供も。そのため、キルティング仕様の上履き入れも市場では人気です。
最後にまとめ
ランドセル同様、通学時の子供たちのために少しでも上履き入れ自体、軽くしてあげたいですね。
また、洗濯時に乾きやすいものというのは、日ごろ洗濯をしているママ・パパのためにもメリットです。丈夫であることも大事ですが、頻繁に洗濯するものなら乾きの早さもポイントです。裏地をつけると乾きが悪くなってしまいます。
裏地ありにすれば、布一枚分重みも増しますし、裏地なしにすれば耐久性は弱くなります。(キルティング仕様は除く)
小学生の上履き入れとしては、オックスやツイル、シーチング生地などの厚みの袋で十分、耐久性も心配ありません。裏地ありにする場合は、薄手の生地のもので十分です。
上履き入れなどの袋類を振り回して遊んでしまう、元気な男の子などは、軽量よりも耐久性を重視した方が良さそうですね。
スポーツメーカーのナイロン仕様の上履き入れを高学年になると使っているお子さまを多く見ます。ナイロンは、裏地なしでも耐久性は高いです。
汚れや水分を弾きやすいナイロン仕様の上履き入れは、軽くて丈夫なのでデメリットを解消するアイテムともいえます。